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「痛みが楽になるセミナー」

2011年4月9日(土)、愛知県名古屋市で一般の方を対象として「痛みが楽になるセミナー」を開催します。

「痛みとトリガーポイント治療のワークショップ」

2011年4月10日(日)に同じく名古屋市で、「痛みとトリガーポイント治療のワークショップ」を行います。 これは今回初めての企画ですが、治療家の方を対象として、痛み治療のあり方についてのワークショップを開催します。

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関西地区では初めてとなる「痛みが楽になるセミナー」が
京都市中京区の江原鍼灸整骨院で開催されます。

今回の講師は江原鍼灸整骨院 院長 江原吉昭先生です。

江原先生はトリガーポイント針治療の第一人者
黒岩共一先生の門下生で、
長年痛みとトリガーポイントの研究をされております。

痛みで困っておられる関西地区の方は是非ご参加下さい。

開催日時:2011年2月27日 13時~15時
開催場所:
江原鍼灸整骨院(マップ) ※公共の交通機関をご利用下さい。
受講料:無料(収容人数に限りがありますので、お申し込みが必要です)
講師: 江原吉昭院長

セミナーの主な内容

  1. 日本の痛み医療の問題点と痛みの原因(痛み医療の問題点と痛みの本当の原因について解説します。)
  2. 痛みを改善するトリガーポイント治療(トリガーポイント治療がどの様に行われるかを事例を基にご説明します。)
  3. 自分でもできる痛み治療(トリガーポイントを自分で弛めるエクササイズを指導します。)
お申し込み先 電話:075-463-8639
         Email:ebara_se@ybb.ne.jp

トリガーポイント研究所も全面的に協力して取り組んでおります。
皆さまのご参加をお待ちしています。

2011年3月6日(日)に長崎市で「痛みが楽になるセミナー」を開催することが決まりました。
長崎県では初のセミナーですので、痛みで困っておられる多くの方に参加していただきたいものです。

  詳細はこちらをご覧下さい⇒

トリガーポイント研究所の活動を応援して頂ける
「サポート会員」と「賛助会員」の募集をしていますが、
思いがけず多くの方に賛同を頂いています。

関東へ出かける事ができる資金をお預かりする事ができましたので、
今年の秋には関東地区で一般の方向けのセミナーと
治療家の方を対象とした勉強会を開催しようと考えています。

現在、神奈川県在住のサポート会員の方に
会場の手配をお願いしています。

日程や場所など詳細が決まりましたら
ご案内します。

5)なぜ手術で治る人がいるのでしょう。

構造的な異常と痛みの間にはっきりとした関係がみられないのに
手術によって構造的な異常を修復すると
痛みが解放される方がいるのはどうしてなのでしょう。

私の仮説ですが、下記の3つを考えています
a3641617.jpg







①プラシーボ効果(偽薬効果)

プラシーボ効果とは、何の薬理効果がないはずのものでも
心理的な要因などが関わって効いてしまうという現象です。

しかし、多くの研究で侮れないほどの効果を現す事がわかっています。

下記表は見せかけの手術や治療でも
すばらしい改善を見せた事を示すデータです。
fbd9b2c3.jpg






例えば、一番上の研究は、腰下肢痛の症状で、
試験切開をしただけに過ぎないのに、
37%~43%の人に効果があったというものです。

従って私たちは「手術を受けた」という心理的な効果だけでも
痛みが軽減したり消失したりすることがあると言うことです。

②脳内リセット効果

「脳内リセット効果」というのは、日本医科大学のリウマチ専門医
吉野教授が提唱されているものです。
51019908.jpg






教授はリウマチ治療の研究の一環として
大笑いや大泣きで脳がリセットされて
ストレスホルモンが低減することを確認されています。

また、それと同様の効果があるものとして
手術などに於ける全身麻酔を挙げられています。

この事は全身麻酔を受けることで、
脳内で悪循環していた痛みがリセットされて
痛みが軽減もしくは消失することを示しています。

③構造の異常が修復された事による効果

徒手治療のオステオパシーの治療原則は次の通りです。

1,人体は一つのユニットである。
2,人体の構造と機能は相互に関連する。
3,人体は自己管理、自然治癒力を持っている。

身体は一つのユニットを作り上げていて
構造と機能が相互に関連するとしているということは
機能の障害は構造の変化として現れますし
構造の変化は機能障害として現れる事があると言うことです。

つまり、椎間板ヘルニアなどの構造の異常は
直接的な痛みの原因ではないとしても
機能的な障害をもたらしている可能性はあります。

そして手術によって構造の異常が正されたとき
機能障害が回復し、機能障害によって阻害されていた治癒力が改善し
痛みが軽減もしくは消失している可能性もあると考えます。
4)画像検査の問題点

これまで「腰痛」や「膝の痛み」で検討したように、
構造上の異常と痛みの関係ははっきりしませんし
次のような研究もあります。
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一つ目の研究は、1年間に亘って、腰部をMRIで繰り返し撮影したという研究です。
この調査期間中に腰痛を発症した人がいたのですが、
MRI所見には異常が見られませんでした。

つまり繰り返し撮影していたにも関わらず
痛みの原因は見えなかったという事です。

画像診断と腰痛との間には関連性が見られないという研究が数多くあり、
二つ目の研究もこの事を裏付けています。

3e71691e.jpg






画像診断で痛みの原因がわからないのに、
我が国ではまだまだX線撮影が行われています。

そして、我が国のX線撮影は他の先進諸国に比べて異常に多く
イギリスの医学雑誌ランセットでは、
その為に日本ではX線被曝による「ガン」が発症していると警告しています。
前回は腰痛と構造上の問題を検討致しましたが
今回は膝の痛みと構造上の問題を検討します。

3)膝の痛みと構造上の問題

膝の痛みの原因としてよく耳にするのは
「半月板の損傷」と「軟骨のすり減り」でしょう。

そこで、まず「半月板損傷」について検討しましょう。
4cbf7a20.jpg






上記スライドのように、60歳以上では41.7%に半月板に断裂が見られます。
従って、半月板に断裂があるからと言って、
それが膝の痛みの原因だとは言えないということです。

次に「軟骨のすり減り」について検討しましょう。
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この記事は昨年の11月に発行されました健康雑誌「日経プルミエ」の中で
聖路加病院の星川先生が述べられているものです。

膝の痛みや股関節の痛みの原因として
「軟骨がすり減り」が原因だと思っておられる方はとても多いので
この記事に驚かれた方は多いのではないでしょうか?

また、「軟骨のすり減り」が、加齢や使いすぎだと思っている方も多いようです。
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このスライドはNHKのためしてガッテンで取り上げられた内容です。

先ほどのスライドにもありましたように
軟骨は血管がありませんので、
周囲の体液に老廃物を渡し、
体液から酸素や栄養分を得ています。

何らかの原因で軟骨周辺の組織が緊張したり
硬くなったりしますと、
軟骨細胞は老廃物を除去できなくなり、
低酸素、低栄養状態に置かれます。
この為に軟骨細胞が死滅して行きます。

従って
「軟骨のすり減り」⇒「膝の痛み」ではなく

「膝周囲の組織の緊張」⇒「軟骨のすり減り」
               ⇒「膝の痛み」・・・なのです。
2)腰痛の常識を疑う

「腰痛の時は安静にしなければ・・・」など
私たちがよく耳にする腰痛の常識は本当なのでしょうか?

腰痛常識の代表的なものを検証する事で
腰痛治療の正しい在り方が見えてきます。

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今回のシンポジウムでは次の5つの項目を検証しました。

①腰痛は加齢と共に増える(歳のせい)
②腰痛の時は安静が一番
③椎間板ヘルニアが腰痛の原因である
④椎間板などで神経が圧迫されて痛みが出る
⑤腰痛の改善には手術が最も効果がある

①腰痛は加齢と共に増える(歳のせい)
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このグラフの横軸は年齢を表しています。
グリーンの棒グラフ⇒椎間狭小(椎骨と椎骨の間が狭くなるという構造的な変化)
オレンジの棒グラフ⇒骨棘形成(骨にトゲのような組織が出来てくる構造的な変化)
赤色の折れ線グラフ⇒腰痛の初発年齢(何歳の時に初めて腰痛をおこしたか)
青色の折れ線グラフ⇒腰痛の保有率(現在腰痛を感じているか)

棒グラフの構造的な変化は、年齢層が上がるに従って、
ほぼ右肩上がりに上昇しています。

しかし、腰痛の初発年齢や保有率は年齢と共に上がっているわけではなく
30代、40代あたりにピークがあり、
50代以降は減る傾向にあることが分かります。

つまり、構造的な変化と腰痛の関連性はイコールではないと言うことです。

②腰痛の時は安静が一番

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腰痛に限らず、まず指導されるのは「安静が一番!」ではないでしょうか?

しかし、多くの研究で指示されているのは
「出来る範囲で普段通りの生活を続ける」という事です。

痛みの為に会社も休み、家事もお休みして
家でじ~っとしていますと
どうしても痛みの方に意識が行きますし
活動範囲が狭くなりますので、身体が硬くなります。

体液の循環が悪くなり、老廃物が蓄積しますし
細胞は低酸素、低栄養状態になります。

これらはいずれも発痛物質を作り出しますので
痛みの悪循環が始まります。

③椎間板ヘルニアが腰痛の原因

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これは腰痛がない無症状の方を対象とした研究です。
痛みが無いのにも関わらず、
椎間板ヘルニアは76%にみられ、
椎間変性は85%にみられます。

従って、腰痛で受診した場合はかなりの確率で
腰椎の異常が見つかるということです。

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また、椎間板の変性は3歳からみられると言う研究や
痛みがない10歳の児童を対象とした研究で
約10%に腰椎の変性がみられます。

ですから、腰椎の異常を直接的に痛みの原因と結びつける事は
慎重でなければならないと言うことです。

④椎間板などで神経が圧迫されて痛みが出る
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椎間板ヘルニアが痛みを起こしている理由として
「神経の圧迫」と説明をされていますが
生理学では通常、神経の圧迫では痛みを起こすことはないとされています。

⑤腰痛の改善には手術が最も効果がある

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腰痛を治すには、最終的には手術しかない!と思っている方は多いのではないでしょうか?

初めて椎間板ヘルニアの手術が行われたのは
1932年(昭和7年)だそうです。

その当時は神経興奮のメカニズムの解明が進んでいなかった事もあり
この手術法は世界中に広まって行きました。

ところが、ヘルニアが残っていても痛みが無くなってしまう人や
ヘルニアが消滅したにも関わらず、痛みが無くならない人も多く存在することから
ヘルニアと痛みの関連性は非常に疑わしいものとなっています。

その為上記のスライドのように、
以前は手術を熱烈に支持していたマイアミ大学は
手術を行わなくなってしまっています。
今回のシンポジウムは3部構成で行いました。
第1部は「痛み医療の現状と問題点」というテーマです。
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1)日本の痛み医療の現状
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生理学の研究者、熊澤孝朗(くまざわ たかお)先生は
愛知医科大学で設けられていました「痛み学講座」の中で
日本の痛み医療の遅れを指摘されています。
http://www.aichi-med-u.ac.jp/pain/

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また腰痛治療の第一人者としてマスコミにも時々登場される
福島県立大学の菊池教授は
2008年10月に放送されたNHKの腰痛特集番組で
「腰痛の85%は痛みの原因が不明だったため
腰痛治療から逃げてきました」と率直に言われていました。

実は、画像診断の所見と患者さんが訴える症状は
15%ほどしか一致せず、85%は原因がよくわからないというのが現状です。

原因が分からないのですから確たる治療法もありません。
その為、さまざまな治療が行われたにも関わらず
「痛みの放浪者」が増え続けているのです。
2月7日(日)9時から3時間に亘って
MPS研究会の一般の方を対象としてシンポジウムが行われました。

9時からは「痛みが楽になるトリガーポイント療法」というテーマで
私からプレゼンをさせて頂きました。

今回はMPS研究会の加茂名誉会長(加茂整形外科院長)に
久しぶりにお会いすることが出来ましたし、
お電話やメールでしかお話しした事がなかった
木村会長(木村ペインクリニック院長)に初めてお会いでき感動の一日でした。

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 (佐藤 木村先生 加茂先生)

さて、今回のプレゼン内容を
当日使用しましたスライドでご紹介したいと思います。

多くはトリガーポイント研究所のサイトに書いている内容ですが
まだ書き込んでいない内容もお話しさせて頂きました。

1)プレゼンのテーマ

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2)今回のプレゼンでお伝えしたかったポイント

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痛みで困っている方の多くが経験されている内容です。

一つは腰痛で医療機関を受診したがレントゲンやMRIで異常が診られず
「とりあえず湿布と痛み止めで様子を見ましょう・・・」となったが
痛みが治るどころか、段々悪化したという例です。

もう一つは、「椎間板ヘルニア」と診断されて
手術を受けたが痛みが取れなかった例です。

このような場合、いずれもドクターショッピングを繰り返すようになり
そのうち、鍼、指圧、カイロプラクティック、など
代替医療の門を叩くようになります。

代替医療を受診すると、
「痛むところはここですね!
う~ん、凝ってますね~。痛いでしょう!」と
痛む場所を気持ちよく治療してくれます。

その時は気持ちよかったのですが結局痛みが取れず、
「痛みの放浪者」になって行きます。

なぜこのような事が起きるのでしょうか?

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今回のプレゼンでお伝えしたいポイントは

①筋肉のトラブルは画像検査では分からない。
②痛むところに原因がない場合は
 どんなに痛むところの治療を受けても改善しない。

という事です。

この2点を中心にトリガーポイント療法について
お伝えしました。
トリガーポイント研究所主催の
「痛みが楽になるセミナー in アクロス福岡」の開催まで
あと2週間弱となりました。

今日までに52名の申し込みがありました。
申し込み締め切りは25日になっていますが
定員が65名ですので、お早めにお申し込み下さい。

● セミナー開催の背景

私たち日本人が困っている症状のトップ3は
「腰痛」「肩こり」「関節痛」で、この症状で困っている人々は増え続けています。
 
これらの症状が一向に減らないのは、
現在行われている痛み医療に問題があると考えています。

痛みやこりの本当の原因を多くの方に知って頂くことで、
痛みを早く取り除き、何年も、何十年も痛みで苦しむという
不幸な状況を転換できると考えています。

●開催日時
 2009年11月28日(土)14時~16時30分

●開催場所
 アクロス福岡 2階 セミナー室2
 福岡市中央区天神1丁目1番1号 TEL 092-725-9111

●受講料金
 無料(参加申し込みが必要です)

●定員
 65名

●主催
 トリガーポイント研究所(http://trigger110.net
 申込先:info@trigger110.net  TEL 092-201-1027

●申し込み締め切り
 2009年11月25日

●内容

 テーマ1 日本の痛み医療は遅れている
      各種データを元に我が国の痛み医療の遅れを指摘します。

 テーマ2 痛みの本当の原因はなんだろう?
      痛みの原因が筋肉などに生じるトリガーポイントである事を説明します。

 テーマ3 痛みを改善するトリガーポイント治療
      トリガーポイント治療がどの様に行われるか?自分で出来る治療法も公開。
宮崎県で行います、「痛みが楽になるセミナー」の開催まで
あと1週間となりました。

日本の痛み医療の現状や
トリガーポイントの治療法などについて
分かりやすくご説明致します。

日向市で行いますので
延岡市や宮崎市の方も是非ご参加下さい。

開催日時 : 11月14日(土)14時~16時30分
開催場所 : 日向市中央公民館
参加費   : 無料 

お申し込みや詳しい内容はこちら・・・⇒クリック
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プロフィール
HN:
佐藤 恒士
年齢:
71
性別:
男性
誕生日:
1952/10/27
趣味:
写真撮影
自己紹介:
福岡県福岡市在住。

趣味は五十の手習いで始めた写真撮影。

カイロプラクティック、オステオパシー、整体法、心身医学などの研究を通して、故ジョン・F・ケネディ大統領の主治医だったトラベル博士と、航空宇宙医学の研究者だったサイモン博士が発表した「筋膜痛と機能障害」の論文に出会い、トリガーポイントの存在を知る。

その後、トリガーポイント・ブロックで治療を行われている、石川県小松市の整形外科医、加茂淳先生に出会い、痛みの原因がトリガーポイントにある事を確信する。

トリガーポイントの考え方を整体法治療プログラムに取り入れた、「トリガーポイント整体法」と、自分で痛みを軽減する「トリガーポイント・エクササイズ」を開発し、後進の育成に力を注いでいる。

また、トリガーポイントの事を多くの方に知って頂く事が、痛みで苦しんでいる方々に光と希望を与え、痛みを軽減する事になると、講演会などを通じて啓蒙活動を行っている。
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