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~猫背を引き起こし様々な症状へと連鎖する~
トリガーポイント研究所には様々なご相談が寄せられますが、
腰痛に次いで多いご相談が首や肩の症状です。
首や肩の症状には胸部の筋の影響が大きいのですが、
セラピーにおいて「胸部」の治療は軽視されているように思います。
胸部には「大胸筋」「小胸筋」「鎖骨下筋」などがありますが、
これらはいずれも腕や肘、手や手指まで痛みを放散したり、しびれ感を生じさせたりします。
また、「大胸筋」や「小胸筋」が緊張しますと、肩が前方に引っ張られて、猫背気味となります。猫背になりますと首が前傾した状態となり、首周囲や肩の筋肉に過負荷が掛かるようになります。皆さんも肩を前に突き出して猫背になってみて下さい。首が真っ直ぐになりにくくなるのを感じるでしょう。
この姿勢の為、首や肩が凝りやすくなりますし、首や肩の筋は「めまい」「ふらつき」「頭痛」「顎の痛み」「耳鳴り」など様々な症状を引き起こします。また気分の落ち込みにも関与していて、うつ的な症状も現れてきます。つまり症状の連鎖が始まると言うことです。
その意味で胸筋のマッサージをして緊張を緩め、自然と首が真っ直ぐになる姿勢を保つようにする事は重要です。
下図は大胸筋のトリガーポイントを表していますが、大胸筋は上腕骨-鎖骨、上腕骨-胸骨、上腕骨-肋骨につながっています。この図を見ながら、腕から鎖骨にかけてのライン、腕から胸骨にかけてのライン、腕から肋骨にかけてのラインをマッサージされて下さい。
イラスト図 出典:『Myofascial pain and Dysfunction The Trigger Point Manual』 より引用
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趣味は五十の手習いで始めた写真撮影。
カイロプラクティック、オステオパシー、整体法、心身医学などの研究を通して、故ジョン・F・ケネディ大統領の主治医だったトラベル博士と、航空宇宙医学の研究者だったサイモン博士が発表した「筋膜痛と機能障害」の論文に出会い、トリガーポイントの存在を知る。
その後、トリガーポイント・ブロックで治療を行われている、石川県小松市の整形外科医、加茂淳先生に出会い、痛みの原因がトリガーポイントにある事を確信する。
トリガーポイントの考え方を整体法治療プログラムに取り入れた、「トリガーポイント整体法」と、自分で痛みを軽減する「トリガーポイント・エクササイズ」を開発し、後進の育成に力を注いでいる。
また、トリガーポイントの事を多くの方に知って頂く事が、痛みで苦しんでいる方々に光と希望を与え、痛みを軽減する事になると、講演会などを通じて啓蒙活動を行っている。