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先日「椎間板変性と痛みについて」書かれた
江原鍼灸接骨院院長 江原吉昭先生のブログを紹介しましたが、
今回は、チェコの医師カレル・ルイ氏の著書からご紹介します。
・椎間板変性と痛みについて⇒
・江原鍼灸接骨院⇒
カレル・ルイ著 「徒手医学のリハビリテーション」 より引用
「形態学的側面」
変性は老化と共に増加するが、腰痛に関して言えば、
40代から60代に最も多く起こり、高齢者ではむしろ少なくなる。
完全な健康体の人に変性が顕著に見られる場合もあるかと思えば、
変性と深刻な痛みの両方がある患者が、痛みだけは完全に消えるが、
変性の方は加齢と共に増加し続ける。
また反対に、変性が全くない若い患者に、
ひどい痛みの症状がみられる事がある。
さらに重要なのは、変性として知られているものの意味が、
かなり曖昧に思われる事である。
四肢の関節には、股関節症や膝関節症といった、
誰もがその臨床的な重要性を疑わない破壊的な病変が起こるが、
その一方で不可避的な「すり切れ(wearand tear)」と呼ばれるような変化や、
また側弯症や過度運動性のような代償性の過程や順応といったものも起こる。
脊椎すべり症の場合、大きな骨棘が整形外科的手術よりも
脊柱の安定化効果をもたらすことがある。
また、外傷によって生じた変化は
変性と呼ばれるものに非常に似ている事がある。
従って我々は変性の個々のケースについて、
その変化が臨床的に有意なものであるか否かを慎重に考察するべきである。
X旋写真に変性がみられると言うだけで臨床的な結論にいたるのは軽率である。
(中略)
腰痛やその関連疾患に関係していることが多い形態学的変化を再確認してみると
こうした変化は、私たちが目にする大多数の患者の訴えを説明していないのは容易にわかる。
このことはまた、このタイプの患者が「突発性腰痛」
あるいは「異常を伴わない痛み」
さらには「診断のつかない痛み」(非特異的腰痛:Jayson,1970)と
あいまいに表現される理由でもある。
しかし、こうしたタイプの患者の数の大きさを考えれば
このような状態が続くことは臨床医学の信頼性にとって由々しき事態である。
以上 引用終了(下線は佐藤)
構造的な変性は加齢と共に増加しますので、中年以降の方が痛みで医療機関を受診すれば
何らかの異常は見つかります。
しかし、見つかった構造的な異常が、「痛み」とは関連性がない場合も多く
的外れな治療が続くことになります。
カレル・ルイ氏の指摘をわれわれは重く受けとめなければならないと思います。
腰痛で医療機関を受診すると、「腰椎がつぶれている」「椎間が狭くなっている」「椎骨が変形している」などの指摘を受け、これらが痛みの原因とされることが多いのですが、これら椎間板の変性と痛みとの関係についてははっきりと関連性があるとは言えないのです。
下図をご覧下さい。これはTMS-Japanの長谷川淳史先生が開催されています「TMSメソッド」のデータです。
腰痛患者(200名) | 健常者(200名) | |
脊椎すべり症 | 1.5% | 2.5% |
腰椎移行椎 | 13.5% | 9.5% |
潜在性二分脊椎 | 3.0% | 26.0% |
椎間狭小 | 21.5% | 31.0% |
変形性脊椎症 | 20.0% | 34.0% |
脊柱側弯症 | 30.0% | 45.5% |
腰椎前弯過剰 | 1.0% | 2.5% |
腰椎前弯減少 | 22.0% | 22.0% |
骨粗鬆症 | 1.0% | 2.5% |
椎体圧迫骨折 | 0.0% | 10.5% |
このように、「腰痛患者」と「健常者」のデータが入れ替わっているんじゃないか?と言いたくなるほど、腰に痛みを感じていない「健常者」でも、腰椎の変性は多く見られるのです。
かと言って、人体の複雑精緻な機構のすべてが明らかになっているわけではありませんので、「関連性がない」という証明もできません。
これらのことについて、京都市の江原鍼灸整骨院を経営されている江原吉昭先生がブログに書かれていますので是非ご一読下さい。
「9割の病気は自分で治せる」という本を書かれた岡本裕先生が、今度は「9割の医者は、がんを誤解している! 」という本を出されました。まえがきを要約してご紹介します。
まず皆さんに質問です。「胃ガンは胃の病気でしょうか?」もしも胃ガンが胃だけの病気であれば、胃を切り取ってしまえばガンは治る事になりますが、実際には胃を切り取っても再発したり別の臓器に転移したりします。 つまりガンは臓器の病気ではなく、全身の病気なので胃を切り取っても治らない事があるのです。
ガンに対する根本的な誤解は、現れたガンそのものをガンのすべてだと思ってしまうことです。ガンは枝葉に過ぎず、主犯格は別に控えています。医者の多くは主犯格に目を向けず、部分にしか過ぎないガンを治療しようとし、目に見えるガンに対処できれば、治療に成功したと誤解しています。
ガンの三大療法(手術、放射線、抗ガン剤)の進歩のお陰で、一次的にガンが姿を消すことがありますが、依然として元凶は改善されていませんのでいずれまた息を吹き返して来ます。
これが「再発」「転移」と呼ばれているものです。
ガンは全身の免疫力と栄養が低下した状態です。ですからガンが発生した部位を切り取っても全身の免疫力を強化し、栄養状態を改善しないと、やがて再発したり新たなガンが発生してきます。
この考え方は現代の「痛み医療」にも当てはまります。現代の痛み医療も、膝が痛ければ膝を治療し、腰が痛ければ腰を治療します。しかし、膝や腰の痛みは枝葉に過ぎず、実はその元凶となる「姿勢筋のアンバランス」や「内臓機能の障害」、「関節の拘縮」などがあります。
これらの元凶を治療せずに局所の治療を行っても、効果は上がりにくく、再発しやすくなります。「痛み」も全身の症状として治療を行う必要があります。「痛み医療」もガンの治療と同様に、誤解されたままになってます。
テレビのCMでよく見ますのが
膝関節の痛みの改善をイメージさせるサプリメントです。
「ヒアルロン酸」「グルコサミン」「コラーゲン」などを摂る事で
軟骨の成分を補い、膝の痛みが楽になるような
イメージでCMが作られています。
しかし、はたして軟骨の成分を補って
痛みは楽になるのでしょうか?
実は関節の軟骨には神経線維がありませんので
軟骨が多少減った所で、痛みを感じるはずがないのです。
「日経ヘルス・プルミエ11月号」で
腰痛、肩こり、膝の痛みなどの特集がされていますが
その中で、聖路加記念病院 整形外科部長の星川吉光さんも
「関節軟骨には、血管も神経もないので
これがすり減る時に痛みは感じないのです」
と書かれています。
筋膜や腱などに出来たトリガーポイントは
あたかも頭蓋骨や関節などの「構造物」が
痛んでいるかのような痛みを起こします。
肩の僧帽筋は頭蓋骨が痛んでいるかのような痛みを感じさせますし
肩胛骨についています棘下筋は肩関節に深い痛みを感じさせます。
そして大腿部の大腿直筋や内側広筋は
階段の登り降り際に膝関節に痛みを作ります。
正座をするときに膝が痛む方は
膝裏のハムストリング筋のトリガーポイントが
起こしている場合が多いのです。
トリガーポイント研究所に膝の痛みで相談に来られる方のほとんどが
上記のサプリメントを利用された経験を持っておられまし、
医療機関で膝関節へのヒアルロン酸やステロイドの注射を
受けている方もおられます。
しかし、膝の痛みは関節へのこれらのアプローチでは取れません。
大腿部の筋や腱のトリガーポイントを指圧し
ストレッチすることで痛みは短期間で治まります。
現代医学には「筋筋膜性疼痛症候群(トリガーポイント)」の概念がありませんので、
構造的な問題がなければ、湿布や痛み止めの治療が続く事になります。
場合によっては心理的な問題があるかも知れないと
心療内科の受診を勧める事もあります。
しかし、心理的な要因で痛みを解決できなければ、
また整形外科へ逆戻りさせられ、
心療内科と整形外科の間を
たらい回しされるという状態が起きています。
具体的な例をご紹介しましょう。
Bさん(54歳 女性)
数年前に腰から背中の強い痛みと
全身性の痛みで整形外科を受診しました。
そのときの検査では器質的な異常が見つからず、
「線維筋痛症」という診断で、
心療内科を紹介されたそうです。
抗うつ薬と抗不安薬の服用が始まりました。
気分的に落ち込むときには抗不安剤が功を奏し
数時間は楽になりましたが、
痛みの面にはあまり効果を感じることはできなかったそうです。
良かったり悪かったりを繰り返しながら
2年ほど経過した頃、痛みがさらに強くなり始め、
また整形外科を受診することになりました。
そこで精密検査を受けた結果
「脊柱管狭窄症」「椎間板ヘルニア」の診断を受けました。
そしてこの受診を境に痛みはさらに強くなって行きます。
(診断名が不安を生み出した可能性もあります)
あまりに痛みが強いため入院し、
ブロック注射の治療を長期間受けましたが痛みは変わらず、
「症状から予測される以上の痛みを訴えている」
(心が痛みを増幅させている)と言うことで心療内科へ逆戻り・・・。
その間ご自分の身体のあちこちに
強く痛む「しこり」がある事に気づき、
整形外科でも心療内科でもその「しこり」について訴えたそうですが、
「しこりと痛みは関係ありません」の一点張りで、
まったく受けつけてもらえなかったそうです。
まさにこのしこりがトリガーポイントで
Bさんの痛みを作り出している元だったのですが、
結局、筋筋膜性疼痛症候群を治療対象にしている所に出逢う事ができず、
このように長い間痛みで苦しみ続ける事になったのです。
最近では、痛みへの取り組み方も僅かながら進歩が見られ、
「整形外科医」「心理療法士」「理学療法士」「看護師」などでチームを組み、
様々な側面から痛みに取り組んで行こうとする流れができてきましたが、
「筋筋膜性疼痛症候群」の考え方がなければ良い結果は期待できません。
このような取り組みの中に
「筋筋膜性疼痛症候群」の概念が取り入れられる事を望んでやみません。
惜しくも若くして亡くなられましたが
残された著書は多く、
すっかりファンになった私は
ほとんどの著書を購入しました。
特に産経新聞で人生相談の回答者をされていたときの
相談と回答をまとめた「人生応援団」は
いつ読んでも楽しく、また視点を広げてくれる一冊です。
昨日もこの本を手にして、
たまたま開いた所に書いてあったのは
「頻尿」と「過敏性大腸炎」に関するお悩み相談でした。
ともすればストレスの影響、
心理的な問題として片付けられてしまう
これらの症状について
頼藤さんは精神科医としての経験から、
「身体の問題だと思う」と回答されていました。
トリガーポイント・マニュアルでは
腹直筋や腹斜筋のトリガーポイントが起こす
「頻尿」や「下痢」の記述があります。
実際私もその理論に従って施術し
長年の悩みだった「頻尿」や「下痢」が快癒したと
喜ばれた経験をたびたびしています。
トリガーポイントの考え方がもっと広まれば
このような自律神経失調症や
痛み凝りの悩みから解放されるのに・・・と
改めて思ったことでした。
現在の医療費を押し上げている成人病の基準値には根拠となるデータがないということです。
例えば、高血圧の基準値は2000年に、高血圧の基準値を140/90㎜Hgに引き下げられました。
(従来は160/95㎜Hg)
今まで高血圧でなかった人たちも高血圧と診断されるようになったのですが、
その数はなんと2100万人にもなるのです。
しかもその基準値が引き下げられる事となった根拠となるデータがない上に
逆に高齢の方では血圧が低い方が寿命が短いというデータさえあります。
これは高コレステロール血症においても、糖尿病においても基準値には同様の疑問があり
近藤氏は「成人病の真実=文春文庫刊」で次の様に述べています。
(前略)
「成人病と言われるもので無症状だったのに、
職場検診や人間ドッグで発見されたものであれば治療の必要がないのです。
それどころか無症状の時に発見された成人病は
治療をすると寿命が短くなる可能性が高いことをデータが示しています。
(中略)
今回この結論を導くのに引用した論文はこれまで医学誌に掲載されたものですから
それぞれの分野の専門家が熟知しているはずのものがほとんどです。
それなのになぜ今まで言われて来た事と異なった結論になったのでしょうか?
その理由は専門家たちは自分たちの仕事が減る恐れがある論文は引用しない。
引用しても論文中の有利なデータ部分を強調し、不利益なデータには言及しないなど、
専門家としては恥ずべき、そしておよそ一般人には信じられない蛮行が広く行われて来たからです。
さらにデータ的根拠が全くないのに、
検査値がこれ以上であれば治療が必要であるという「基準値」を
専門学会が決めてしまうという談合体質があります。
結局医者たちは病気と患者を増やしたいのです。
中にはこうした現状を憂える医者たちもいますがあまりにも数が少なく、
体制に影響を与えません。
ともかく病気と患者を増やしたいからだと考えれば
権威と呼ばれる専門家たちの蛮行はすべて説明できます。
(後略)
私が関わっている「痛み」「こり」「しびれ感」といった筋骨格系疾患おいても
腰部牽引、腰部コルセットなどは
それを支持するデータが無いにも関わらず治療が行われ続けています。
筋骨格系疾患のほとんどが筋膜などに生じるしこり(トリガーポイント)が原因だとしますと
現在行われている治療は全く的外れなものとなるのです。
毎年のように医療費は増大し保険料の負担額は増え続けていて、
家計費に占める割合も大きなものとなっています。
これが必要なものであれば致し方ないのですが
不要な治療費を国民全員が負担させられているのであれば大問題です。
医療保険制度の崩壊、医師不足などといわれていますが、問題の根は深いと思います。
研究によると,予防処置が受けられない患者では、
整形外科の股関節や膝関節の全置換手術などの大手術後、
40~60%に客観的に確認できる医原性の深部静脈血栓症(DVT)が発生します。
これは内科や一般外科における10~40%の発生率より遥かに高いのです。
これらの手術なしでは、膝関節や股関節の疼痛が解放できないのであれば
この高率のリスクも致し方ないのですが、
これらの疾患は関節に異常があるわけではなく、
筋や筋膜に起因する症状ですので、
不要で高リスクの手術を受けている事になります。
トリガーポイント治療に取り組まれている山下クリニックの山下徳治郎氏は
「医道の日本 第730号 2004年 特集ー臨床とトリガーポイント」の中で、
要約すると次のように語っておられます。
1.一般に痛みで問題となるものは筋筋膜組織に生じたトリガーポイントである。
2.このトリガーポイントによる疼痛を主症状とする症候群を「筋筋膜性疼痛症候群(MPS)」という。
3.しかし、MPSという診断名は臨床医の間ではほとんど用いられていない。
4.そのため、多くのMPSの患者たちは、
他の診断名をつけられて不適切な治療を受けたり、
原因不明の疼痛として放置されたり、
あるいはどこにも異常はないとして突き放されたり、神経症扱いされ、
痛みから解放されることなく苦しんでいるのが現状である。
5.他の医療施設では痛みがなかなか改善しないといって
当クリニックを受診する患者が受けている診断名は、
腱鞘炎、関節炎、変形性関節症、肩関節周囲炎、
頚椎および腰椎椎間板ヘルニアによる神経根症、
脊柱管狭窄症など多岐にわたっているが、
それらの患者のほとんどは筋・筋膜痛症候群(MPS)である。
6.適切な診断、治療を受けられずに困っているMPSの患者は
かなりの数に上るに違いないと思われる。
7.現在わが国の医学部の講座でこのMPSについて研究、
教育している所はほとんどない。
8.その為、MPSについて教育を受けていない医師は
その存在を知ることなく診療を行うため、
現実には多数存在しているMPSの患者たちを前にしながら、
正しい診断、治療が行えない。
9.臨床医がMPSを知らない事によってもたらされる弊害として重要なことは、
トリガーポイントがもたらす疼痛に対して他の疾患の診断が下されることである。
例えば膝の痛みが軟骨の磨耗であるとなれば、
最終的には人工関節置換術のような手術療法が行われ、
二度と正座ができなくなるし、耐用年数を超えれば再手術が必要になる。
以上
先日、膝が痛くて歩きづらい、正座ができないという方の相談を受けました。
8年ほど整形外科に通っているが、
症状は良くなるどころか段々悪化してきているとのことでした。
触診してみると内転筋付着部と内側広筋に強い圧痛がみられ、
「痛みの原因はこれらの筋肉にできたしこりですよ」と説明しました。
この方はこの筋肉をストレッチングするだけで正座ができるようになりました。
その方の感想・・・
「膝関節に異常があるのではなくて、筋肉のしこりが原因だと言われてホッとしましたし
ストレッチングをするだけで正座ができるようになるなんて・・・
整形外科に通い続けた8年という時間はなんだったのでしょう・・・」
痛みの原因が関節にあって、それが加齢のためと言われれば
「もう治らないかも知れない」というあきらめに似た不安が生じ
痛みが悪循環している事も慢性化の原因のひとつです。
痛みの原因に対する認識が変わるだけでも表情が明るくなり
身体は治癒へと向かいます。
さらに原因筋を見つけ、やさしく圧迫したりストレッチングをすると
痛みや動作制限はみるみる改善します。
10 | 2024/11 | 12 |
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趣味は五十の手習いで始めた写真撮影。
カイロプラクティック、オステオパシー、整体法、心身医学などの研究を通して、故ジョン・F・ケネディ大統領の主治医だったトラベル博士と、航空宇宙医学の研究者だったサイモン博士が発表した「筋膜痛と機能障害」の論文に出会い、トリガーポイントの存在を知る。
その後、トリガーポイント・ブロックで治療を行われている、石川県小松市の整形外科医、加茂淳先生に出会い、痛みの原因がトリガーポイントにある事を確信する。
トリガーポイントの考え方を整体法治療プログラムに取り入れた、「トリガーポイント整体法」と、自分で痛みを軽減する「トリガーポイント・エクササイズ」を開発し、後進の育成に力を注いでいる。
また、トリガーポイントの事を多くの方に知って頂く事が、痛みで苦しんでいる方々に光と希望を与え、痛みを軽減する事になると、講演会などを通じて啓蒙活動を行っている。